2014年10月26日

国立天文台見学会を行いました

東京マイクロウェーブクラブで10月25日に東京都三鷹市にある、国立天文台の見学会を行いました。

この日は、年に1度の一般公開日で、普段は見ることのできない施設や、最先端の開発や研究を行っている方々に直接話しを聞く事ができる貴重なイベントです。
施設はとても広く、最先端の装置から、子供向けのイベントまで、幅広いイベントが行われていました。
1日ではすべてを見きれないので、マイクロ波、ミリ波、サブミリ波関係の施設を中心に見学を行いました。

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見学会は参加者6名で、施設見学を行いました。

現在、大きな太陽黒点が発生していますので、一番に太陽望遠鏡を見に行きました。

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肉眼でも見ることのできる、大きな黒点を確認することが出来ました。
多数のフレアが発生している様子が見られました。
(写真はHα画像)

展示施設の中に昔使用されていた、セシウム原子時計の展示がありました。

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屋外では、太陽観測用の電波望遠鏡の展示があり、サンノイズの計測を体験させて頂きました。
(手動でパラボラを合わせて、サンノイズのピークを取っています)
受信周波数は13GHz帯で検波出力をプロッターで記録していました。
プロットした用紙は、記念として台紙に貼って貰いました。

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このパラボラは野辺山の観測所から移設されたもので、現在は公開用に設置されています。



屋外の通路で、BS衛星の受信実験を行っていました。
パラボラ反射板の代わりに、中華鍋と鍋フタを使っていました。

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それも手持ちで位置合わせを行い受信するもので、なかなか難易度の高いものでしたが、
そこは我々の得意とする所なので、難なく合わせて、職員の方も驚いていました。


その後、先端技術センターでサブミリ波導波管などの加工装置を見学しました。
ここでALMAのサブミリ波装置を製作しています。

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大型のNC旋盤、フライス盤、放電加工機、ワイヤー加工機等などで、実際どのように加工しているか
詳細な説明を聞きました。
色々な質問に対し、かなり詳しく説明して頂きました。

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この写真は、サブミリ波用の導波管で、円形導波管と方形導波管の変換アダプターを展示していました。
アルミの材質についてお聞きした所、5056等の5000番台を使用していると言われていました。
メッキ等はしていないようです。

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これがALMAのサブミリ波受信部で、ここではかなり色々な質問をして、詳しく教えて頂きました。
ミキサー部は4kまで温度を下げて、超高効率、低NFミキサーを製作されていました。
もちろん素子(デバイス)も製作されてます。

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12mのパラボラの焦点にカートリッジ方式で各バンドの受信部が設置されており、研究目的に合わせてバンド選択をしているようです。
また主焦点は副反射鏡が稼働式になっており、各バンドのカートリッジに焦点位置を合わせるそうです。

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冷却装置に収められた、受信カートリッジ部

ローカル発信器の位相についてもお聞きした所、レーザーを使ってLOの基準としていると言われてました。
各パラボラには、光ファイバーで供給しているそうです。

まだまだ、多くの話をお聞きしましたが、とても書ききれないので、また記載したいと思います。


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参加メンバー

7L1WQG 荒井
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posted by 東京マイクロウェーブクラブ at 16:44| Comment(0) | 施設見学会
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